口臭の原因は口呼吸

最近では、口呼吸をする人が増えていると言われます。 ある大学の教授が、講義中にペットボトルのお茶を持っている学生がとても多いことに驚き、それは口やのどが渇くため、つまり口呼吸をする人(若者に多いらしい)が増えてきているためではないか、と指摘していました。

鼻がつまっていたりして、どうしても口でしか呼吸できないときもあるでしょう。 しかし常に口で息をしていると、体にとっていろいろと不都合が出てきてしまいます。 まず、体臭の中でも気にしている人が多いといわれる「口臭」が強くなります。

口臭は、口腔内の病気である虫歯や歯周病によるところが多いのですが、口呼吸により虫歯や歯周病になりやすい環境が作られてしまうのです。 それは唾液に関係しています。 唾液というのは、口の中の食べ物のカスを洗い流したり、酸性度を一定に保つなどの役割をしています。 口の中では、食事をするたびに、食べ物のカスによって虫歯になりかけ、それを唾液が治すというサイクルが繰り返されているのです。 口呼吸をしていると、分泌された唾液がすぐ乾いてしまうため、唾液の役割が発揮されず虫歯や歯周病を進行させてしまうことになるのです。

自分の体臭に悩んでいる人は、その部位やにおいによって対策は違いますが、口臭に悩んでいる人で口呼吸が原因のひとつと考えられる場合には、まずそこから治していくとよいかと思います。 口呼吸を治すには、チュウイングガムを口を閉じて毎日1時間ほど噛むと効果があるようです。 ただし、シュガーレスのガムにしてくださいね。

口臭を測定する

あなたは自分の体臭で、気になるのはどのにおいですか? この質問に「口臭」「足のにおい」「汗のにおい」が多かった、という調査結果があるそうです。 特に「口臭」については半数以上の人が気になると答えていました。 自分の口臭にときどき不安を持っている人は7割近く、また他人の口臭がときどき気になる人は8割近くいたそうです。 他人とコミュニケーションをとる際に、向かい合って話をすることは避けられないため、どうしても口臭は気になってしまうのでしょう。

口臭には、自分ではとてもにおいが気になるのに実際その口臭を測定してみると通常の範囲内であることがよくあります。 常に自分の身だしなみや体臭に気遣う生真面目な人が、自分には口臭があると悩んで(実際はそうでもない)歯科に訪れることが多いそうです。 人は誰でも、疲れて唾液の分泌が減ったときや、朝起きたとき、食後2、3時間後などは口臭があるものです。 それを必要以上に気にしてしまうのですね。 この場合の口臭は、息がかかるほど接近して会話をすれば別ですが、よほど周囲の人には感じられないにおいなので、気にすることはないのです。 神経質になって食後急いでうがいをしに走ることも、誰とも口を聞かずに食事の時間を過ごすこともありません。 食事は楽しく摂りたいものですし、楽しく感じることにより、唾液の分泌もより促されます。

どうしても気になるようでしたら、食後、口に残った食べ物を流す意味も含めてお茶を飲んでおけば、急いでうがいをするために洗面所へ走らなくてもよいでしょう。

口臭の原因と病気の関係

においとは、人それぞれ感じ方が違うため、たとえばそのにおいをかいだことのない人にどんなにおいなのか言葉で説明しようとしても、それは不可能に近いそうです。 自分や他人の体臭についても、それが気になる人、まったく気にならない人がいます。

自分の体臭を気にしていない人の中には、実際はかなりのにおいを放っていることもあります。 特に口臭、中でも虫歯や歯周病が進んでにおいを発している口臭の場合は、本人には気づきにくいことが多いのです。 周囲の人にはどうしても気になってしまうにおいなのですが、本人がまったく気づいていないため、本人にも伝えづらく、歯科を受診することもなく病状は悪化してしまうことがあります。

周囲の人にもわかるような口臭の原因には、虫歯や歯周病のほかに舌苔(ぜったい)や腎臓の病気、糖尿病、呼吸器系の病気、喫煙、食事の内容などがあります。 食べ物によるにおいであれば時間が経てば自然に消えますし、食後の歯磨きやうがいで防ぐこともできます。 それに周囲の人も、たとえば「昨日にんにく食べてきた〜?」などと伝えやすいものです。 しかし病気が原因の場合には、口臭が治療を必要とするサインになっていることもあります。

他人の口がにおうとき、それを伝えるのは非常にやりづらいことだと思います。 しかし、あまりににおいが強い場合、治療の必要な何か病気を持っているのかもしれません。 その人のからだを思うなら、身近な家族や親しい人がアドバイスしてあげることも大切だと思うのです。

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